あの映画は何人みれば儲かるのか?
内容はなかなか興味深いものでしたが、買うほどかと言われると疑問。
エンターテイメント業界がどうやって利益を出しているのかを知るための読み物として読むのが良さそう。
既存の仕組みの簡単な解説に終始しているので、これを踏まえた上で自分で新しい仕組みを作り出す気概のある人は読んでみても良いかも。
製作委員会方式が結局内部でお金をまわして映画を作成し、興行収入他を分けるという仕組みになっているのはわかっているようでわかってなかったのでありがたかった。
ギャンブル性の高い商売なので、いかにリスクを分散させるかという事が大切であると感じた。
最もリスクを少なくするならば、自分一人で作る方が良いかと考えていたが、宣伝等のリスクを考えると最初から複数用意しておいた方が良いだろう。
ただ、その場合かかる費用は多くなるのでやはり個人ではなかなか難しい。
結局のところ現在の仕組みで一番大切なのはスポンサーが付くか否かであり、そのためにはヒット作を生むという信頼が必要である。
低予算でヒットするものを作り、信用を得て〜という流れを作るか、大手のようにいくつものラインを抱えるだけの資金力を有する必要が出てくる。
大企業でなければ、個人の才能に関わってくる。
しかし、才能があったとして見てもらえなければ作れなくなる。
大勢に見てもらおうとすると資金力がいる。
そういった中で、宣伝媒体を製作委員会として取り込む事で宣伝費を安くあげるという方式が生まれていったのだろう。
となると最近流行りのドラマの本当の最終回は劇場で、というのは必然的に生まれたものであり、全てはリスク分散の手段であるという事になる。
例えば、SNSなどで個人から出資を募り、webで宣伝し、料金を払えばいつでも見る事のできる仕組みを作ればまた変わってくると思う。
mixiで最大の映画コミュニティの登録人数が約170000人。
一人から1000円貰えば、1億7000万円なので小規模な映画は撮れそうだ。
出資者は無料で見る事ができるとすると、サーバーの維持費などを考えるとやはり博打になってしまうか…
一番のボトルネックは撮影期間。
一年では遅すぎるよなぁ。
欲を言えば、一週間〜一か月ぐらいで見たい。
編集の時間もあるし、これでクオリティを保つのは難しそうだ。
そうやって考えていくと、ニコニコ動画はかなり考えられて作られている。
動画数は圧倒的だし、製作者からもプレミアム会員とかで金取ってるし。儲かってるのかどうかは知らないけど。
どうにもウェブでの成功には、無料から有料への移行、その間の線の引き方というのが鍵になりそう。
うーん、結局今の仕組みから抜け出せていないなぁ。
映像コンテンツを生かす仕組みはまだありそうな気がするんだけど。
でもやっぱり製作委員会方式のように、様々なところから出資してもらう形式が今の世の中では安全そうですね。
後はもう、お金の価値を失くすくらいですかね。
創造は人間がして、実行は機械がする時代がくれば、映像表現には楽しい時代が来るかもしれませんね。
「結果を出す人」はノートに何を書いているのか (Nanaブックス)
「結果を出す人」はノートに何を書いているのか (Nanaブックス)
これはノートの使い方の本でした。
こういう本には合う方法合わない方法ありますから、実際に色々な方法を試してみるしかないですね。
万人にとって一番良い方法なんてのはなくて、筆者にとって一番良い方法を公開してるだけですから、どっちかというとこういう本を書く側にまわるように考えながらノートの作成方法を見ていくというのが良い読み方なんじゃないかなと思います。
でもデジタルに最終的に取り込むのであれば、最初からデジタルでやったら？と思ってしまいますね。
まぁ、そういう世代の人向けの本なのかな。
書くことによってアイディアをまとめるのはわかりますが、データベースとして使うなら取り込む手間を省いていきなりデジタルに入力した方がいいよなぁ。
もっと気楽にアナログ的なデジタルに取り込める仕組みができれば良いんですけどね。
こういうのもあるみたいですけど、これは手書きはできないですしね。
KINGJIM デジタルメモ「ポメラ」 DM10シロ パールホワイト
携帯にスキャナつければ解決すると思うんですが、どっか出さないかな？
携帯かipod,iphon用のスキャナってそれなりに需要あると思うんだけどな。
まぁカメラでやれって話ですけど。
撮るとかじゃなくて、こうシャ！っとなでれば終わりみたいなやつ。
イメージとしては、suicaみたいな感じでパン！とやったら、もう画像残ってますみたいな。
デジタル判子…じゃ逆か。
なんかそういう技術できないのかなぁ。
どうやったらできるのかはまったくわからないし、用途が限定されすぎてるけど、携帯とかに付いてたら便利な気がするんだよな。
コメントにて、WorldCard、JotNotというのがあるよと教えていただいたので調べてみました。
JotNotが、iPhoneのカメラを文書スキャナーにする
名刺整理に大助かり！ iPhoneアプリ「WorldCard Mobile」を試す
おお、未来っぽい！
特にJotNotの方は良いですね。
こう…どっかの極秘資料を撮影している時に、警備員が来たのでざっとしか撮れなかった…orz
みたいな時に大いに役立ちそうです。
オーシャンズ１４とかで使ってほしいね。
まぁノートとか撮るときとかにも、あんまり角度を気にしなくても良いという普通の使い方もできると思いますが。
コントラストも調整してくれるみたいなので、楽で良さそうです。
公式サイト「結果を出す人」はノートに何を書いているのか 美崎栄一郎
デジタルに最終的に取り込むのであれば、最初からデジタルでやったら？と思ってしまいますね。byちゃんぷる-公式サイト「結果を出す人」はノートに何を書いているのか 美崎栄一郎
公式サイトにて取り上げていただきました。
ありがとうございます。
ラベル：日記
公式サイトで引用させていただきました。
www.note272.net/?p=1410
書く側にまわりながら、よむというのはアリですね。
今回の本は、そうやって、類書読みましたので。
最初からデジタルで・・というのは、ホントはやりたいですけどね。
技術が進歩すれば・・ですけどね。
デジタルにもトライしてるんですけど、まだ、紙の方が早いですね。
残念ながら・・・。
iPhone用のカメラを使ったスキャナは、いくつか出てますね。
WorldCard・・名刺OCRスキャナ
JotNot・・傾きを補正できるスキャナ
まだ、完璧ではないですけどね。今までの技術に比べると格段に使い勝手が良いですね。
まさか公式サイトに引用されるとは思いませんでしたが、広いネットですしたまにはこういう事もあるんでしょうね。
紙の方が早いのはまだ仕方ないですね。
アナログとデジタルという端と端から近づいていって、真ん中辺りの新しい概念ができる事を期待してます。
知らなかったですがJotNotは凄いですね。
簡単にスパイになれそうだ（笑）
でも鉛筆みたいので四角く囲った風景がそのままデジタルデータとして残るとか、取り込んでからじゃなくて、取り込む段階でアナログ的なアプローチができるものがもっと出てくると良いなぁと思います。
サーチして拾わないと・・拾いきれないんですけど・・・。
特に・・ブログの情報は・・・この辺も結構アナログで調べてるんですよね。デジタル技術なのにね。(^_^;;
今だと・・ブログの記事を拾うのは・・検索エンジンを複数使って、目視していかないと無理なんです。
グーグルで・・ 565,000件以上、「結果を出す人」はノートに何を書いているのか で検索すると出てきてしまいますから。(^_^;;
最近はアフィリエイトが広く浅く紹介されたせいか、ブログでamazonの商品説明から引っ張ってきたようなのしか載せてないようなのが増えているので本当に大変だと思います。ご苦労様です。
運良く見つけてもらえて良かったなぁ。
とりあげて貰えるのはこちらも励みになります。
ありがとうございました。