どらっくすのちゃんぷる〜日記。

どうせ誰も読んでない。

2011年04月20日

わかっているつもりでついつい見逃してしまうのが、愛。『マザー・テレサ 愛と祈りのことば』


マザー・テレサ 愛と祈りのことば (PHP文庫)
マザー・テレサ 愛と祈りのことば (PHP文庫)
本物だな。
読み終わったあとの素直な感想です。
宗教に仕える人が全てマザーのような人間であれば、世の中はもっと平和でしょう。

マザーテレサという人はキリスト教の信者です。
キリスト教ですらどこか胡散臭いイメージを持ってしまうのが日本人の宗教感だと思います。
しかし、キリストの言っていることを実践したマザーテレサの発言と行動を見ると、どんなに素晴らしい考えであっても使う人の使い方によってまったく違う意味を持ってしまうのだということがよくわかります。

他人には愛を持って接する。
言うのは簡単ですが、誰にでも愛を持って接することができるのか?と問われれば、素直にうなずくことは難しいでしょう。
その辺に寝転がっているホームレスに愛を注ぐことができるのか?と言われて「はい」とはなかなか言えません。

日本のホームレスなんていうのは甘えているだけで、世界のホームレスとは状況が違うじゃないか!なんてことを言いたくもなってしまいます。
確かに日本のホームレスは飢えて死ぬということも珍しいかもしれません。

最近10年の餓死者数の推移(日本)
ニートひきこもりJournalさんが厚生労働省「人口動態調査」より抜き出したデータを見ると年間の餓死者は100人に満たないようです。
ホームレスの人などが人数に入っているのかまでは分かりませんが、日本の人口を考えるとごく僅かな人と言っても良いでしょう。

世界には餓死せざるを得ない状況の人がいっぱいいる。
そう考えると、日本のようにどんなことがあってもそれなりに生きていける環境のある国は素晴らしく愛のある国と言える気もします。
もっと世界に目を向けて人々を救っていくべきではないか?

しかし、マザーはそんな考え方には賛成してくれません。
カルカッタの人々を救いたければ、まずは自分の国にいるカルカッタのような人々を救いなさい。と言います。
餓死者が0になってこそ、初めて世界にたいして目を向けていくことができるのかもしれません。
もし近くの人が愛を持って接していたら、この日本であれば餓死は防げるもののはずです。

現在東日本大震災の影響で、苦しんでいる人がたくさんいます。
もちろんそういう人たちを援助していくことは大切です。
しかし、実はあなたの家族にも不安を抱えている人がいるかもしれません。
そういった不安に「大丈夫だよ」と言ってあげることから、支援というのは始まっていくものなのです。

私にできることは小さくても、その小さなことが広がって平和は訪れるものです。
マザーテレサは言います。
「愛は家族から始まるのだ」と。
遠くを見ることも必要です。
近くを見ることもまた同じくらい必要なことです。

日本の国内であっても、東京から東北は遠いのです。
まずは自分の家族に愛情を持って接する。
もっと近い自分自身に愛情を持って接する。
一番大事なことは一番近くにある。
わかっているけど、見逃してしまいそうなことが詰まっている本でした。

マザー・テレサ 愛と祈りのことば (PHP文庫)
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posted by どらっくす at 01:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 一般書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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