どらっくすのちゃんぷる〜日記。

日記?の更新は基本的に毎日22時から24時の間くらいにしています。

2017年05月29日

「テンプリズム」は、わりと薄味な感じだったな。

kindle unlimitedで「テンプリズム」という作品を読みました。

曽田正人さん初のファンタジーということで、どんなもんだろうな?と読み始めてみたのですが、意外とおもしろかったです。ただ、妙に低い評価なのも納得できる部分もあり、同時に曽田先生が今まで描いてきたものとはわりと違うからというのもあるんでしょう。
曽田先生って、こういうのが好きだったのかなという意外な一面を見た気になりました。たぶんなんですけど、きちんと編集者がついてなくて、曽田先生の好きに描いて良いですよ的な進め方だったのではないかな。
今までの曽田作品でも、わかりづらかったり、それはどうだろう?という部分もあったりしましたが、そこを力技でどうにかしていたと思うのですが、今回はそういうことをどうにかするよりも、キャラ愛の方が先走っていたように感じます。描いていてたのしかっただろうな。

評価の低さも、読者の読みたいものと作者の描きたいもののズレからくるものでしょう。
曽田正人が萌えマンガを描いてみたらこうなったという印象です。主人公もわりと何して良いかわからないまま進んでいくところでそう感じました。今までの曽田作品だと、何をしていいのかわからない主人公が決定的に人生を変えるような出来事、スポーツやらレスキューやらに出会って、そこにひた走っていくということが多かったですが、テンプリズムではひた走る前に終わったというか、そもそも走ろうともしていなかったのでしょうね。
それでいて終わらせ方も昴なんかに近い感じなので、なんかいきなり終わったなあという気持ちになりました。

それでもたのしめたのは、今まで見たことがないタイプの曽田先生の絵を見ることができたからでしょう。
やっぱりプロの漫画家は絵がうまいなあ、という当たり前の感想が一番最初に出てきたくらいです。
今度は海賊物とか、もう少し中世よりの作品も描いてみてもらいたいですね。

今までの濃い曽田作品を期待するとまったく違うものが出てきますが、薄味なマンガが好きな人間ならわりとたのしめると思います。バリバリの純文学作家が、急にライトノベルを描いちゃったぐらいのテンションで読むとちょうど良いと思います。
こういう曽田先生も出てくるのであれば、もうちょっとこの路線も見てみたいですね。「シャカリキ」「昴」「カペタ」なんかには、読んだ人の人生を変えてしまいそうなぐらいの熱量が籠ってますけど、そのせいか自分は単行本を読み直したことがあんまりないんですよね。
テンプリズムはその辺気軽に読み直せる雰囲気があります。あんまり気軽じゃない展開もありますけどね。
この方向性を推し進めていって、日常物なんかを描いて欲しいところでもあります。たぶん違和感がとんでもないことになると思うんですが、そこをたのしみたいですね。
ラベル:曽田正人
posted by どらっくす at 12:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 毎日書かなくても日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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