ちゃんぷる〜日記。

どうせ誰も読んでない。

2023年03月24日

空虚なる者

からっぽの自分がいる。
埋めようともがいて、もがけばもがくほどに、穴は広がっていく。

穴の周りには、高く土が積み上がっている。

そうして私は私が見えなくなるのだ。

ようやく全てを乗り越えて、私自身を覗き込もうとしても、そこにはただなにもない。

私は私の空虚さに、ただただ絶望していくだけなのだ。

誰かに穴を覗き込まれれば、何もないことが知られてしまう。

だから、積み上がる土の上から、愛を叫んでいるのだ。

叫んだ愛は壁となり、束の間わたしの空虚さを隠してくれる。

私の愛はただの壁なのだ。

空虚な自分を覆い隠す壁。

私は愛を叫びながら、近づいて欲しくないという本音を隠している。

だが、真に恐ろしいのは、隠している本音に皆が気がついていることなのだ。

そして、私は本当は気がつかれていることにすら気がついているのだ。

気がついていながらに、目を背けている。気がつかれていないはずだと誤魔化していく。

だから、恐い。

あなたが私の空虚さを見抜いていることが怖い。

それ以上近づかないでくれ。

僕が君を傷つける前に。
posted by どらっくす at 02:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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