「インターステラー」を見た。親子愛の物語以外は気にしない勇気が必要。

「インターステラー」を見た。

★★★★☆


俺の正直レベルは90％だ


またしてもとんでもない映画をクリストファー・ノーラン監督は作った。
宇宙という可能性を極限まで映像化したと言っても過言ではないだろう。
科学的にどこまで正しいのかなどということは確かめる気にもならない。
映像として素晴らしいのだから、それで良いのだ。

使われている用語は難しいものばかりだ。
大部分は感覚で理解した気になるしかなかった。
あわや涙というところまでいったのは、映像だけではなく音楽の力もある。
雰囲気の作り方が素晴らしかった。

評価を下げた理由は、あまりにも内容のスケールが大きすぎる点だ。
理解できるできない、科学的に正しい正しくないは置いておくにしても、妙に都合よく話が進みすぎていると感じてしまった。
深い理解があれば、また話は変わってくるのかもしれない。
出来すぎのラストシーンはかえって不完全燃焼になってしまった。

ノーラン監督の映画というのは、頭が捻じ切れそうなくらいに考えさせられる。
考えた結果としても、よくわからないから受け入れることしかできない。
インターステラーでも、もうお手上げという気分に何度もなった。
SFだからと言って安易にSFが好きなら楽しめる、みたいな勧め方すらもしたくない。

だがハードなSF設定の中にあるのは、シンプルな愛情の物語でもある。
なので親子の愛情の物語に涙できる細かい設定は気にしない人。
むしろ、そういう人にこそ勧めたい映画だ。

「インターステラー」をU-NEXTで視聴 https://video-share.unext.jp/video/title/SID0017988?utm_source=copy&utm_medium=social&utm_campaign=nonad-sns&rid=P0001925898